競技人口(高体連登録数より)

 現在、日本国内における弓道人口は、14万1千人を超えます(全日本弓道連盟(以下、連盟という)「平成27年度地連別登録人口一覧」より)。国外の普及はまだまだですが、同じ統計では、2千5百人程度となっています。弓道人口の特徴は、その多数が日本国内でとどまっているということと合わせ、年代別では高等学校における競技人口が大変多いということにあります。全日本高等学校体育連盟によると、2015年では約6万6千人で、剣道の1.4倍、ソフトボールの2.4倍、柔道の3.0倍、空手道の6.6倍、ボートの12.8倍、アーチェリーの13.7倍、ホッケーの18.7倍、フェンシングの27.2倍、レスリングの29.9倍、カヌーの40.1倍などとなっており、高等学校における課外活動としての弓道は、卓球(約6万9千人)に迫るメジャーな競技であることがわかります。
 高校(大学もですが)で全国を目指すことは大変厳しいものであるということがおわかりかと思います。かつ、弓道には男女別、団体と個人はあっても階級や体重別、流派別などの試合はなく、選抜や総体、全日本や学生王座などでの優勝は各大会で一つです。優勝(者)が多数出ることはありません。一般や報道の皆様には、弓道で頑張る全国の学校の部員たちについて、奥深い弓道という日本の伝統武道について正しい評価をお願いいたします。

 ただ、一般を含める人数では、アーチェリーの10倍以上を数えるものの、2014年で剣道は177万人(全日本剣道連盟)、柔道は16万人(全日本柔道連盟)の登録数に比較すると弓道はまだまだ及びません。連盟未登録の弓道愛好家は登録人数14万1千人の約2倍はいる(連盟関係者)ということですので、この取り込みを目指すとともに、この素晴らしい伝統武道がより多くの人に理解され受け入れられるよう施設設備の拡充も含めた普及のために関係者が奮闘努力をすることは喫緊の課題です。